okwood的個人資料
森林組合の作業員として11年間働いたのち杉を使用した商品の製造販売を平成18年くらいからしています。
30年以上前から杉桧の間伐が必要だといわれていたにもかかわらず全く進みませんでした。なぜなら間伐しても全くお金にならなかったからです。今まで杉桧が使われていたものが軽量鉄骨、重量鉄骨、プラスチック、外材にとってかわられたことと住宅需要自体が減ってしまったからです。既に植えられてしまったものは強度の間伐をし空いたスペースに芽生えた広葉樹を育てていかなければ山が崩壊してしまい甚大な被害がでてしまいます。杉桧の苗は挿し木の苗ですので直根は生えませんし樹冠の範囲にしか根が広がりませんので杉桧が成長すればするほど植林地崩壊による土砂災害や水害の被害は大きくなります。間伐不足のまま杉桧が成長していくと林床に日が当たらないので草すら生えず雨が降ると土を削りながら雨水がすぐに谷に流れ込んでしまい川底を高くしてしまいます。特に杉桧の間伐不足の植林地は根のネット機能、アンカー機能がありませんので前述したような植林地崩壊まで引き起こしてしまいます。現在はバイオマス発電用に多くの杉が作業道を作って山から搬出されていますが作業道をつけることによって土砂崩れを引き起こしてしまいます。平らな畑では作りすぎてしまった大根やキャベツを放っておいても被害は出ませんが尾根谷が多く急峻な山にネット機能、アンカー機能のない杉桧の植林地を放っておくことはできません。各県に林業公社までつくって国策で植林してきたわけですが植林を始めて数年後に外材輸入を自由化してしまい商社が高級用材を非常に安く販売し国産材の売れる見込みはなくなりました。強度の間伐をしネット機能、アンカー機能のある芽生えた広葉樹を草やカズラに覆われてしまわないように育てることで治山治水、水源涵養を図らなければなりません。しかしながら今でも杉や桧を植え続けています。なぜならいろいろな組織を維持していくためです。間違っていることはやめなければなりませんが原発と同じで既得権益をなくしていくことは難しいということだと思います。
只今兵庫県美方郡香美町村岡区和池951の木の殿堂で展示会をしています。10月28日~12月10日までです。月曜休館です。
観光がてら一度ご覧頂ければと思います。
https://www.kinodendo.jp/
30年以上前から杉桧の間伐が必要だといわれていたにもかかわらず全く進みませんでした。なぜなら間伐しても全くお金にならなかったからです。今まで杉桧が使われていたものが軽量鉄骨、重量鉄骨、プラスチック、外材にとってかわられたことと住宅需要自体が減ってしまったからです。既に植えられてしまったものは強度の間伐をし空いたスペースに芽生えた広葉樹を育てていかなければ山が崩壊してしまい甚大な被害がでてしまいます。杉桧の苗は挿し木の苗ですので直根は生えませんし樹冠の範囲にしか根が広がりませんので杉桧が成長すればするほど植林地崩壊による土砂災害や水害の被害は大きくなります。間伐不足のまま杉桧が成長していくと林床に日が当たらないので草すら生えず雨が降ると土を削りながら雨水がすぐに谷に流れ込んでしまい川底を高くしてしまいます。特に杉桧の間伐不足の植林地は根のネット機能、アンカー機能がありませんので前述したような植林地崩壊まで引き起こしてしまいます。現在はバイオマス発電用に多くの杉が作業道を作って山から搬出されていますが作業道をつけることによって土砂崩れを引き起こしてしまいます。平らな畑では作りすぎてしまった大根やキャベツを放っておいても被害は出ませんが尾根谷が多く急峻な山にネット機能、アンカー機能のない杉桧の植林地を放っておくことはできません。各県に林業公社までつくって国策で植林してきたわけですが植林を始めて数年後に外材輸入を自由化してしまい商社が高級用材を非常に安く販売し国産材の売れる見込みはなくなりました。強度の間伐をしネット機能、アンカー機能のある芽生えた広葉樹を草やカズラに覆われてしまわないように育てることで治山治水、水源涵養を図らなければなりません。しかしながら今でも杉や桧を植え続けています。なぜならいろいろな組織を維持していくためです。間違っていることはやめなければなりませんが原発と同じで既得権益をなくしていくことは難しいということだと思います。
只今兵庫県美方郡香美町村岡区和池951の木の殿堂で展示会をしています。10月28日~12月10日までです。月曜休館です。
観光がてら一度ご覧頂ければと思います。
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