「KOUGEI 2021新作特集」

【商品について】
土の色が残るやさしい陶肌に菊を描いた
京焼のコーヒー碗皿です。

カップの向こう側は花の形の縁どりがあり、
乾山風のデザインがポイントです。

◆和風のコーヒー碗皿
洋食器のコーヒー碗皿が多い中、
京都らしい華やかな絵柄の和風のコーヒー碗皿を提案したいと制作しました。

菊の白と葉の緑のコントラストが美しく、
丸い光琳菊は４００年たってもモダンなデザインです。

◆「乾山（けんざん）」へのオマージュ
尾形乾山（おがたけんざん・尾形光琳の弟で
江戸時代初期に京焼の基礎を築いた巨匠のひとり）
乾山は絵（平面）と焼き物（立体）を融合させた天才デザイナーでした。

今でも料理人さんを始め器好きの間でファンが多く、
器の縁を花形に削り、絵柄と合わせるデザインは
乾山を代表する特徴のひとつです。

江戸時代には日本でコーヒーは飲みませんでしたが、
もし乾山がコーヒーカップを作ったらこんな感じではないか
と作ったコーヒー碗皿です。

◆「手仕事の風合い」を
土は独自でブレンドしています。
カップはロクロで、お皿はタタラで成形、
柔らかいうちに口縁のトリミングをして
白化粧します。下絵付け、透明釉をして本焼き、
最後に金彩をして低火度で焼きあげます。

少しグレーがかった陶肌の全体又は部分的に
淡いピンクやオレンジがでますが、
これは「御本手」（ごほんで）と呼ばれる、
窯の中で起こる化学反応で、やさしい雰囲気が特徴です。

ひとつひとつの工程がすべて職人の手仕事で、
陶器らしい風合が楽しめます。


◆カップとお皿それぞれが主役
カップとお皿、それぞれに琳派文様を贅沢に描きました。
カップはコーヒーはもとより、
日本茶やデザートにもちょうど良い大きさです。
お皿は銘々皿や取り皿として、
あるだけでテーブルに雰囲気を与えてくれます。
お世話になった大切な方へのギフトにもぴったりです。

◆サイズ・素材・取扱注意など
カップ　口径8cm高さ6cm　お皿　径14cm 高さ1cm
素材：陶器
取扱注意：電子レンジは不可（金が高温で黒くなってしまいます）手洗いをおすすめします。