小ささと、大容量。尖った機能性と、落ち着いたデザイン。相反する要素の一方を諦めたりせず、どちらも両立した「わがままな財布」。そんな試行錯誤の末にたどり着いたのが、オーソドックスなL字ファスナーの財布でした。

「14枚のカード　+　16枚のコイン　+　10枚のお札」

それらすべてをきれいに飲み込んで、それでもズボンのポケットに無理なく収まる、「ちょうどいい財布」が、出来ました。

コインスペースは浅く、宙に浮いた構造で大きく開くため、硬貨の種類をはっきり確認でき、出し入れもしやすい構造になっています。(約16枚収納可能)
こぼれ出そうに見えますが、真横に倒さない限り、こぼれ落ちることはありません。ファスナーの開閉は、財布を立てた状態で行ってください。

間仕切りの下部には、SDカードもしくはスペアキーがひとつ入る隠しポケットを設けました。

イタリアはトスカーナの老舗タンナー「バダラッシ・カルロ」でなめされた「ナッパ」を贅沢に使用しています。ベジタブルタンニンなめしの革は使い込むほど、色合いに深みが増していくのも楽しみの一つです。