江戸指物協同組合的個人資料
江戸時代に江戸の町で発達した江戸指物は、杢目の表情を主役に据え、よけいな装飾を排し、見た目は華奢(きゃしゃ)でありながら、堅牢に仕上げるのが特徴です。そこには「隠れた羽織裏にこそ凝る」「一見渋いけれど贅沢な結城紬を着こなす」など、”裏勝り””底至り”という江戸っ子の美意識に通じるものがあります。
指物職人は、材木から板や柱を木取り、見えないところに細工を施すなど、無垢の木材にとことん手をかけ、極力狂いのない品物をつくります。高度な仕事を支えるのは、夥しい数の道具です。材を正確に切るための印付けである、罫引き。その線をまっすぐムラなく切り落とす鋸。切り口や表面を滑らかに削ったり、角の面取りをするのに使う鉋。組み手や留めなど接合のための仕口を刻む鑿。それぞれの道具は、職人の手に合わせ、用途に合わせて手が加えられます。こうして江戸指物は、”すっきり、さっぱり、堅牢”な仕上がりになるのです。
江戸指物の材料は自然木のため、一品一品杢目が異なります。また、拭漆塗装は、漆の性質のため、季節により乾き具合が違い、従って色の濃さが若干異なります。実は、仕口をはじめとする江戸指物の技術は、無垢材ならではの気難しさをなだめ、実用的な美へと昇華させる仕事なのです。江戸指物の作業が今なお手仕事で行われるのは、木の一本一本に個性があり、それぞれの癖を見極めて加工するのに、人の眼や手ほど正確なものはないからなのです。
年末年始の状況について、ご報告いたします。
令和2年12月26日(土)から令和3年1月6日まで、お休みとさせていただきます。この期間は、受注、配送ができません。
申し訳ございませんが、1月7日以降にご連絡下さるよう、お願い申し上げます。
指物職人は、材木から板や柱を木取り、見えないところに細工を施すなど、無垢の木材にとことん手をかけ、極力狂いのない品物をつくります。高度な仕事を支えるのは、夥しい数の道具です。材を正確に切るための印付けである、罫引き。その線をまっすぐムラなく切り落とす鋸。切り口や表面を滑らかに削ったり、角の面取りをするのに使う鉋。組み手や留めなど接合のための仕口を刻む鑿。それぞれの道具は、職人の手に合わせ、用途に合わせて手が加えられます。こうして江戸指物は、”すっきり、さっぱり、堅牢”な仕上がりになるのです。
江戸指物の材料は自然木のため、一品一品杢目が異なります。また、拭漆塗装は、漆の性質のため、季節により乾き具合が違い、従って色の濃さが若干異なります。実は、仕口をはじめとする江戸指物の技術は、無垢材ならではの気難しさをなだめ、実用的な美へと昇華させる仕事なのです。江戸指物の作業が今なお手仕事で行われるのは、木の一本一本に個性があり、それぞれの癖を見極めて加工するのに、人の眼や手ほど正確なものはないからなのです。
年末年始の状況について、ご報告いたします。
令和2年12月26日(土)から令和3年1月6日まで、お休みとさせていただきます。この期間は、受注、配送ができません。
申し訳ございませんが、1月7日以降にご連絡下さるよう、お願い申し上げます。