作品名：『守銭奴の末路』 ~驕れる人も久しからず~
ゴールデンルチルinクオーツ ＆ ダイヤモンド　シルバー・リング

*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*
【作品に込めた想い】

『守銭奴』 ＝ 金をため込むことばかりに執心する、けちな人。

お金を貯めること自体が悪いわけではないんですよね…、
貨幣経済の世の中では、価値あるものと交換する為にお金が必要になるのだから。

ただ、人は弱い生き物で、
金に目がくらみ、人間らしい心を忘れ、
恩義や人情を忘れ、盲目的に行動してしまうことがあるんですよね。

そのように、
心を失くした人を我々は『金の亡者』『人でなし』と呼んだりするのですが
窮地に陥り、生きる為に必死になったとしたら

私もそのようになってしまうのだろうなと思うのです。
いわゆる、「明日は我が身」という事ですが、

私は願わくば最後の最後まで人でありたいと思うのです。
胸を張って生きていられる『人』でありたいと、私は思うのです。

+.･ﾟ+｡(〃・ω・〃)｡+ﾟ･.+ﾟ
あなたに、
よい石のご縁がありますように…
*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*


この作品は生まれた時点で大きな矛盾を孕んだ作品です。

作品の持つテーマは『物欲・金欲の戒め』であり、
両サイドに、１８金で象嵌されたダイヤモンドのサイコロを配置することで、『賭博・ギャンブル』を表し。
中央にそびえる、金を咥え込む目隠しをされたスカルは、
悲劇的な最後を迎えた金の亡者を表現しています。

ですが、
この作品に用いられている
『ゴールデンルチルinクオーツ』は宝石品質でクラックも少なくルチルの向きが揃っていてキャッツアイ効果が見られる高級品であり、
リングの両サイドには『１８金で象嵌がなされたダイヤモンドのサイコロ』、
ずっしりと重みのあるシルバー、

これらすべてが高コストな素材であり、
この作品は私の作品中で歴代最高のコストがかかることになりました。

ここに、
『禁欲の象徴』を意図して作られた作品が
高級な素材を使用した贅沢品という
矛盾した存在が誕生したのです。

この矛盾する存在の面白さを分かち合うことができる方に
こちらの作品はお譲りしたいと思います。
こちらの作品を御所望の場合は、先ずはご連絡ください。


【作品の特徴】
シルバー９２５製　（燻し仕上げ）

ゴールデンルチルinクオーツ（天然・産地不明・未処理）
ダイアモンド（天然・１８金象嵌・サイコロ）
ブラックダイアモンド（天然・１８金象嵌・サイコロ）

【サイズ等の仕様】
（リングサイズ）
１９号
（縦×横×高さ）
上部 ２.２cm × ３.２cm × ３.５cm
（重さ）
３３.７グラム