ヴィンテージ手織土布 1940sモードの旗袍スーツ
蘇北(中国江蘇省の揚子江北岸地域)の揚子江に近い南通、海門、啓東、1950年代に上海市に併合された崇明島は、昔から綿花の生産に始まり生機の制作、染め、織りがとても盛んな地域で、無地はもちろん、柄を織りだした先染めの織物も数多く作られました。分厚く丈夫な布なので都会に流出することはまずなく、ほとんどが地元の人々の作業着として消費されましたが、この布もそのうちのひとつで、蘆葦花と呼ばれる定番柄が織られています。
地味なのでほとんどが男性か年配女性の服にされていたような布ですが、そういう先入観をなくして見てみると、ウールっぽい柄行きなのでカチッとした服に仕立てたらかっこよさそう…と思い、旗袍+ジャケットのスーツにしてみました。
1920年代中後期に男性の長着と満州族女性の長着から着想を得て生まれたのが、今の旗袍(チャイナドレス)と言われています。日常着として広く着られたのが、中国大陸では1930〜50年代前半、その他の華人世界でも70年代前半ほどと非常に短いのですが、最も実用的で体型の難を隠してくれるのが、1940年代に流行した「丈短め、衿低め、袖と身頃がつながりダーツなし」のスタイルだと思います。
旗袍+ジャケットが流行り始めたのは1950年代以降の香港が発信地ですが、当時はすでに今のチャイナドレスのように細身の旗袍が流行し始めていたため、より着やすいよう旗袍は1940年代スタイルを残し、ジャケットに少々1950年代のエッセンスを加えてみました。旗袍が裏なしなので、ジャケットも背抜きにしています。
裏地は中国語で電力紡と呼ばれる裏地用シルク、ボタンの黒い部分とパイピングはシルクサテンです。
旗袍の仕立ては、極力昔のやり方を踏襲しています。
昔の仕立て通りに作ると、前後中央のはぎ合わせ以外全ての縫い代に見返しがつくのですが、40年代にはだいぶん簡略化されます。それでも縫い代がむき出しになることは決してなく、脇や中央の縫い合わせなどの縫い代を細く取りたいところは全て袋縫いにした上で縫い代を倒して手縫いにするなど、今では考えられないほど手がかかっています。
この旗袍は当時の縫製にできるだけ近づけているため、生地の縫い合わせのみミシンで、それ以外は全て手縫いで仕上げています。
ミシン縫いの部分が多いと出来上がった時の雰囲気が平板になり、風情がなくなるように思えるからです。
現代風に仕立てればいくらでも手が抜けるのですが、今のものにはない昔の中国服特有のしっとりと落ち着いたたたずまいを、なるべく忠実に再現したいと思っています。
発送はリサイクルダンボールでお送りします。あらかじめご了承ください。
素材 綿、シルク(裏地、ボタンの一部、パイピング)
サイズ(cm)
旗袍
丈 105
袖口から袖口(身頃と袖がつながっているため) 105
首周り 39.5
バスト 98
ウエスト 90
ヒップ 106
衿の高さ 後ろ4、前3
ジャケット
丈 55
袖 57
肩幅 42
バスト 100
ウエスト 90
【重要!必ずお読みください】
・立ち衿の中国服を美しく見せようとすると、どうしても首周りを細めにせざるを得ません。こちらの服は現代人にあわせて若干ゆとりを持って作っていますが、購入をご検討される場合は必ず首周り(付け根)を採寸し、サイズが合うか確認をしてください。
首周りとバストさえ決まれば、他の部分のサイズの心配はまずないと思います。
*昔ながらの中国服は胸囲が小さくできているし、胸を強調すると優雅に見えませんので、バストサイズに問題がなくても、下着で胸を平らめに補正するとより美しく着こなせます。私は中国服を着る時は和装用ブラを着用しています。ご参考まで。
*綿ですが、裏地やパーツにシルクを使っているため、ドライクリーニングをおすすめします。
●販売予定価格 80500円
地味なのでほとんどが男性か年配女性の服にされていたような布ですが、そういう先入観をなくして見てみると、ウールっぽい柄行きなのでカチッとした服に仕立てたらかっこよさそう…と思い、旗袍+ジャケットのスーツにしてみました。
1920年代中後期に男性の長着と満州族女性の長着から着想を得て生まれたのが、今の旗袍(チャイナドレス)と言われています。日常着として広く着られたのが、中国大陸では1930〜50年代前半、その他の華人世界でも70年代前半ほどと非常に短いのですが、最も実用的で体型の難を隠してくれるのが、1940年代に流行した「丈短め、衿低め、袖と身頃がつながりダーツなし」のスタイルだと思います。
旗袍+ジャケットが流行り始めたのは1950年代以降の香港が発信地ですが、当時はすでに今のチャイナドレスのように細身の旗袍が流行し始めていたため、より着やすいよう旗袍は1940年代スタイルを残し、ジャケットに少々1950年代のエッセンスを加えてみました。旗袍が裏なしなので、ジャケットも背抜きにしています。
裏地は中国語で電力紡と呼ばれる裏地用シルク、ボタンの黒い部分とパイピングはシルクサテンです。
旗袍の仕立ては、極力昔のやり方を踏襲しています。
昔の仕立て通りに作ると、前後中央のはぎ合わせ以外全ての縫い代に見返しがつくのですが、40年代にはだいぶん簡略化されます。それでも縫い代がむき出しになることは決してなく、脇や中央の縫い合わせなどの縫い代を細く取りたいところは全て袋縫いにした上で縫い代を倒して手縫いにするなど、今では考えられないほど手がかかっています。
この旗袍は当時の縫製にできるだけ近づけているため、生地の縫い合わせのみミシンで、それ以外は全て手縫いで仕上げています。
ミシン縫いの部分が多いと出来上がった時の雰囲気が平板になり、風情がなくなるように思えるからです。
現代風に仕立てればいくらでも手が抜けるのですが、今のものにはない昔の中国服特有のしっとりと落ち着いたたたずまいを、なるべく忠実に再現したいと思っています。
発送はリサイクルダンボールでお送りします。あらかじめご了承ください。
素材 綿、シルク(裏地、ボタンの一部、パイピング)
サイズ(cm)
旗袍
丈 105
袖口から袖口(身頃と袖がつながっているため) 105
首周り 39.5
バスト 98
ウエスト 90
ヒップ 106
衿の高さ 後ろ4、前3
ジャケット
丈 55
袖 57
肩幅 42
バスト 100
ウエスト 90
【重要!必ずお読みください】
・立ち衿の中国服を美しく見せようとすると、どうしても首周りを細めにせざるを得ません。こちらの服は現代人にあわせて若干ゆとりを持って作っていますが、購入をご検討される場合は必ず首周り(付け根)を採寸し、サイズが合うか確認をしてください。
首周りとバストさえ決まれば、他の部分のサイズの心配はまずないと思います。
*昔ながらの中国服は胸囲が小さくできているし、胸を強調すると優雅に見えませんので、バストサイズに問題がなくても、下着で胸を平らめに補正するとより美しく着こなせます。私は中国服を着る時は和装用ブラを着用しています。ご参考まで。
*綿ですが、裏地やパーツにシルクを使っているため、ドライクリーニングをおすすめします。
●販売予定価格 80500円
付款方式
- 信用卡
- 超商代碼
- ATM 轉帳
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請聯絡Creema。
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預計出貨時間:付款後14天以內
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発送目安よりも早めのお届けをご希望や日時指定がある場合は、購入時に備考欄へご記入ください。
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5
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