パール研磨されたオウム貝に、鉱石盆栽したオブジェでございます。

巻き貝は運を巻き込むアイテムとして好まれますが、オウム貝はアンモナイトよりも古い直角貝という、長く高く甲羅を伸ばした貝を祖先にを持つ、生きた化石。

まさに豊かさを呼び高める様なスタイルをしているオウム貝に、鉱石達が零れる　
宝石箱の様に映えるようあしらえました。


鉱石は、南アフリカで採掘されたスピリットクォーツアメジスト。
ブラジルのトマスゴンザ採掘の水晶に、
アフリカ・コンゴ産のドゥルージー・クリソコラの結晶。

スピリットクオーツ（カクタスクォーツ）は、アフリカンシャーマン達が瞑想やヒーリングに使う鉱石でございます。

別名フェアリークォーツや、ヤマアラシ（ポーキュパイン）水晶とも呼ばれ、和名では妖精水晶や、サボテン水晶などとも言われます。

こちらのアメジストはザラメ状水晶がついたサボテン水晶というよりも、メインカクタスの状態。
どの角度から見ても美しく存在感のあるノーポリッシュ原石には、血管の様なファントムも見られて、虹彩もいくつか内包しております。

なんと言っても　このアメジストらしい色。

アフリカアメジストは薄いラベンダーカラーが特徴ですが、こちらはファントムのお陰か、濃いパープルを帯びているのはとても珍しいタイプなのでございます。

こういったフェアリークォーツは自然界との調和や精霊とのつながり、妖精たちの助けを得ることができると言われる、なんとも素敵な石となります。

シャーマン達が大切な祭事には重要なお守りとして使ってきたのも納得。

ですから潜在能力を引き出しながら団結と調和、ハーモニーを奏でるフェアリークオーツは、ナチュラルにグループやチームをまとめ上げる力を持つというのでしょう。

さて水晶は、
ブラジルでもっとも透明度が高いといわれるミナスジェライス州 / トマスゴンサガで
採掘された小さめの水晶クラスター。

後ろ３本の小さなシングルクリスタルはトマス産ではないですが、こちらもノーポリッシュ原石。
　
トマスのクリスタルはガラスのように表面が美しく、大きな結晶と微細な結晶が
重なりあって、氷のよう。

角度を、変えるとレインボーの光彩が見えるのもトマスゴンサガ産の素晴らしいところ。ただ、産出量がてきめん減少しております。

幻の水晶と云われるトマスゴンサガクリスタルは、ミニクラスターでもこれから貴重になっていくかもしれません。

そして水色のミントみたいな結晶は、ペルーやチリ産出が有名なクリソコラ(晶簇珪孔雀石　女神の石)。

こちらは珍しくアフリカのコンゴ産・ドゥルージークリソコラの結晶でございます。

ドゥルージークリソコラは、水晶の細かな結晶が集まって表面を覆っている状態のクリソコラを言います。

可愛らしいマラカイトの結晶も共生していて、見どころ満載。

鮮やかな深い青色のクリソコラが水晶化し、氷の様な美しいドゥルージークリソコラへと結晶化するのは大変希少なのでございます。

ギリシャ語で金を意味する「Chryso」と、膠を意味する「Kolla」から命名されたクリソコラは、先史時代から人気のある古い石で、繁栄や幸運、仕事の成功を象徴する石とされています。
　
内面的な強さを引き出し、変化する状況を冷静に受け止められるよう
サポートする石として、内面のバランスを促ながら自信と感受性を高めてくれる。

そんな鉱石達を、パールに研磨したオウム貝に。
写真の各鉱石は、貝から外した状態でございます。備品はついてございませんが、オウム貝は土台にございます。
天然のままの手にも取れるようにこちらもしてございます。


注）９月２６日～１０月２日までギャラリー展示しておりますので、発送は１０月２日以降になります。恐れ入ります。