夏を思わせる、白と青の爽やかなコントラスト。
美しい楽園の水面の、太陽の光を反射して輝く一瞬の煌めきを器にして閉じ込めました。
水面の美しさを求めて表現した工房Tololiの自信作です。
爽やかで透明感あふれる器は深さもしっかりあるので、素麺や冷麺にはもちろん、カレーなどの汁物系にも使えます。
食卓に海が乗っている、そんな不思議な風景が生まれるかもしれません（＾＾）

【制法】
この鉢の模様は金太郎飴のような制作方法なので、裏面にも模様が出ています。
濃さの異なる色粘土を6種類使い、美しいグラデーションとなるように団子にして何十個と寄せ集め、素地を作りました。
団子を寄せ集めて作った素地はすぐには使えず、最低3カ月は寝かせて、生地を休ませます。
そうしないと色の境目に亀裂が入ってしまい、使えなくなってしまうのです。
しっかり休ませた素地を一定の厚みにスライスし、石膏型に押し当てて成形した後、表面が波打っているように丁寧に削り出しています。
このシリーズは本当に手間と時間がかかっている作品です。
しかも同じ模様は二度とできませんし、薄皮一枚削っただけでも異なる模様になります。

【作品について】
サイズ：およそΦ190×ｈ50(㎜)
素材：磁器
　　　作品には鉛を含む釉薬や絵の具を使用しておりません。
＊電子レンジ、オーブン、食器洗い乾燥機のご使用はお控えください。