砂の海を渡るかばん
インド西部の砂漠地帯に位置するラジャスタン州とグジャラート州で求めた木版の更紗だけを集めて、かばんを作りました。
森暮らしのかばんとは異なるスタイルにしました。遠い昔、中国の奥地を旅していた時にリス族の少年が持っていたかばんの形です。その後インドシナを旅しているうちに、その形はミャンマーではシャン・バッグと呼ばれていたり、タイではモンク・バッグと呼ばれてお坊さんが持っているかばんだったりすることに気付きました。旅先でいくつも買い求めて持っているのですが、大抵はもっと深く出来ていて、中の物を取り出すのに少々不便だと思っているので、これは浅めに作ってみました。
固い接着芯は使っていませんので、くったりした感じになっています。
本体からつながる長い肩紐には、国産の木綿をヤマザクラで明るく染めた生地を使っています。若干色の濃淡がある部分がありますが、手染めの味わいの範囲とお考えくださいませ。
本体と肩ひもの裏地はタイ産木綿の明るいイエローのものを。
内側に1つ付けたポケットは、こちらもインドの木版更紗です。
表に使った木版更紗は、すべて砂漠の中に位置する染めの村で求めました。一部はヒンドゥー教を信じる民、一部はイスラム教を信じる民と、まったく異なる文化・生活スタイルの人々ですが、同じような砂の海の中で生地に木版を押し続けています。そんな彼らが生み出す力強く明るい色、きりっとした色、静かな色・・・。それらを取り混ぜて、1つにまとめました。
遠い昔から砂の海を渡って暮らしてきた彼らに敬意を表し、こんな名前を付けてみました。また、この布たちも、間違いなく砂の海を私と一緒に渡って日本に到着しているので、よい名前かなと思います。
サイズ
横37センチ
タテは上辺から底まで24センチ
ベルト長さ 106センチ
ベルト巾 10センチ(半分に折っても使えます)
女性にちょうどよい長さだと思います。
森暮らしのかばんとは異なるスタイルにしました。遠い昔、中国の奥地を旅していた時にリス族の少年が持っていたかばんの形です。その後インドシナを旅しているうちに、その形はミャンマーではシャン・バッグと呼ばれていたり、タイではモンク・バッグと呼ばれてお坊さんが持っているかばんだったりすることに気付きました。旅先でいくつも買い求めて持っているのですが、大抵はもっと深く出来ていて、中の物を取り出すのに少々不便だと思っているので、これは浅めに作ってみました。
固い接着芯は使っていませんので、くったりした感じになっています。
本体からつながる長い肩紐には、国産の木綿をヤマザクラで明るく染めた生地を使っています。若干色の濃淡がある部分がありますが、手染めの味わいの範囲とお考えくださいませ。
本体と肩ひもの裏地はタイ産木綿の明るいイエローのものを。
内側に1つ付けたポケットは、こちらもインドの木版更紗です。
表に使った木版更紗は、すべて砂漠の中に位置する染めの村で求めました。一部はヒンドゥー教を信じる民、一部はイスラム教を信じる民と、まったく異なる文化・生活スタイルの人々ですが、同じような砂の海の中で生地に木版を押し続けています。そんな彼らが生み出す力強く明るい色、きりっとした色、静かな色・・・。それらを取り混ぜて、1つにまとめました。
遠い昔から砂の海を渡って暮らしてきた彼らに敬意を表し、こんな名前を付けてみました。また、この布たちも、間違いなく砂の海を私と一緒に渡って日本に到着しているので、よい名前かなと思います。
サイズ
横37センチ
タテは上辺から底まで24センチ
ベルト長さ 106センチ
ベルト巾 10センチ(半分に折っても使えます)
女性にちょうどよい長さだと思います。
這邊是展示的作品
11
荒く織った素朴な感じがほっこりします。
手触りも柔らかくて履きやすいです。
何度も履いてみたいと思います。
ありがとうございました。