【受注生産】
ご注文を頂いてから製作いたします。
旅する羊のマフラーは全て手作業で、もこもこの羊毛を手で紡いで糸にし、はた織機で手織りします。
納期は、発送までおよそ１か月程度お時間を頂戴しております。
ご了承の上ご注文下さい。


【商品特徴】
～ぐるぐる巻かないマフラー～

首周りを一周するくらいの短さと、ふさふさした見た目が特徴の手紡ぎ手織りウール100％（＝ホームスパン（home spun））のマフラーです。
一般的なマフラーは150cm程なのに対してこのマフラーは半分の約75cm。重さは約45gと非常に軽量です。

「マフラーは長くて肩が凝る…でもネックウォーマーではカジュアルすぎて…」そんな声がきっかけで、“着けていても疲れない軽いマフラーを作りたい”と製作を始めました。
短く軽く、それでいてウールの温もりと高級感も楽しめるデザインを模索し、この形に辿り着きました。

ぐるぐる巻かなくても暖かいよう、甘撚りで空気をたっぷり含んだ糸に紡ぎ、優しく織り上げました。
この糸の中の空気の層が断熱効果を生み、短くても防寒にもピッタリです。

たて糸に自然の濃淡があるグレー、よこ糸に黄色に染めた羊毛を使用したひし形が並ぶ織柄の、ふわっと軽く優しい温かさのホームスパンの風合いを、どうぞお楽しみください。


【素材】
ウール100％
（たて糸：コリデール種、よこ糸：ロムニー種）
※手紡ぎ・手織り


【商品サイズ】
長さ：約75㎝＋房
幅：約16㎝
重さ：約45g
※素材性質上１枚１枚収縮率が異なるため、サイズが多少前後いたします。ご了承ください。


【お取り扱い】
・引っ掛けにご注意ください。
・保管の際は防虫材を使うなど、虫食いにご注意ください。（天然繊維であるウールは自然や人に優しいと同時に、虫さんの好物でもあります。）
・水洗い（手洗い）可能です。
ぬるま湯または水に中性洗剤を溶かし、優しく押し洗いします。すすいだ後に１分程度脱水（ここだけは洗濯機でOK）し、形を整えしわをのばして陰干しします。仕上げにあて布をしてスチームアイロンを浮かせるようにかけると、ふっくら仕上がります。
注：特に避けたいのは「熱いお湯」「アルカリ性や酸性の洗剤」「強くもむ・こする」といった要素で、これらによりウールの繊維がぎゅっと密に絡み縮んでしまうフェルト化が起き、修復不可能となります。
とは言え『優しく』『低刺激に』扱えば十分ご家庭で洗えますので、過度に怖がらずに定期的に洗って、清潔を保ってあげることで長持ちします。


【ホームスパンとは】
「家で紡ぐ」と直訳されるホームスパンは明治期にイギリスから伝来し、冬の農家の副業として日本全国に広まり、戦時中にウールの自国生産として国に奨励され隆盛を極めました。しかしその後訪れる高度成長期、機械化・大量生産とは真逆のホームスパンは時代にそぐわず、次第に姿を消していきました。
しかし岩手県だけは担い手が潰えることなく継承され続け、また県民もホームスパンを文化として大切にし、更には県もサポートしました。
それらのおかげで今でも工房や作家が生業として生産を続けており、岩手県は全国唯一のホームスパン産地となっております。
2021年にはホームスパン文化の継承と作り手育成を目的とした”いわてホームスパンユニオン”が発足し、岩手県内の事業者が参画して共同で販売会などを行ない、ホームスパンを盛り上げる活動を展開しています。
旅する羊もより多くの人にホームスパンを知ってもらい次代にこの文化を繋ぐため、上記団体に加盟し、機械を使わない手紡ぎ手織りにこだわってホームスパンを製造販売しています。
また、次代に繋ぐためにはホームスパンを知らなかった若い方にも関心を持ってもらうことが重要と考え、良いものであることを大前提に「可愛いから」「おしゃれだから」選んでいただけるように、まずは30代の自分がときめくデザインであること、10年後20年後も使える普遍的なデザインであることを心掛けています。


【環境対策】
紡ぎ・織り工程ともに足踏み式の紡毛機と織機を使用するため電気を使わず、意図せず環境に優しい製造工程です。


【ふるさと納税返礼品】
こちらの商品は、2021年から岩手県雫石町のふるさと納税の返礼品に採用されました。（※Creemaでの購入はふるさと納税ではありません！）
当初数量限定でしたが、ご好評につき受注生産に切り替えた、旅する羊の定番商品です。

・ふるさと納税はこちら（ふるさとチョイス）
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/03301/5320210

・旅する羊ホームページ
https://tabihitsuji.com/