漆器ならではの優しい口当たりが
飲み物をよりおいしく感じさせてくれるカップです。

木製の素地に漆塗りを施したカップは
保温性に優れています。

温かい飲み物は冷めにくく、
カップの外側は熱くならずに
心地よい温もりを手に伝えます。

冷たい飲み物はぬるくなりにくく、
カップの表面が結露しにくいので快適です。

ティータイムやちょっとしたおもてなしなど、
さまざまなシーンで活躍します。


◆ 使うたび好きになる、漆のカップ

Urushi no Irodori は、
普段漆器に馴染みのない方にも
気軽にお使いいただけるように
デザインされた日常使いの漆器です。

漆の木の樹液から精製される天然素材である漆は、
水・熱・酸・アルカリに強く、
抗菌効果も備えています。

耐久性・安全性に優れ、
使い込むほどにしっとりとした深い艶を増す漆器は、
古くから日本人の暮らしのなかで愛用されてきました。

いま再び、漆器の新たな魅力と出会い、
身近に楽しんでいただきたいという想いから、
Urushi no Irodori は生まれました。


木地師が手仕事で轆轤（ろくろ）挽きしたケヤキの木地に、
漆職人が漆の下地を施し、研いで肌を整え、
ひとつひとつ丁寧に刷毛で色漆を上塗りしています。

木目を残し、刷毛目をいかした「搔き合わせ塗り」
という技法で、手仕事ならではのあたたかみや
自然な風合いを大切にして仕上げました。

スタッキングしたときのフォルムの美しさにもこだわり、
食卓でも食器棚の中でも
心地よいアクセントをもたらします。

また、
他の素材の食器と組み合わせて使うことで
それぞれの良さを引き立て、
見た目にもおいしい食卓を演出します。

日頃お使いの食器と同じように、
日常で漆器をお使いいただければ幸いです。


◆お子さまの小さな手でも持ちやすいデザイン

割れてけがをする心配がなく、
小さなお子さまにも安心してお使いいただけます。

軽くて段差のあるデザインで持ちやすく、
コップ飲みの練習にもぴったりです。


◆ 漆とは

天然の塗料・接着剤としての役割を果たし、
日本では縄文時代から漆の活用が確認されています。
その堅牢性・耐久性や美しさにより、日用品としての漆器、
美術品、建物や仏像など古来より幅広く用いられています。

ウルシの木に傷を付け、滲み出てきた樹液を採取し、
濾過したものを生漆(きうるし)といいます。
用途に合わせて精製し、下塗りや上塗りを施します。

漆は、空気中の水分から酸素を取り込み、
成分を酸化重合させて硬化していきます。

水分を蒸発させて固まるのではなく、
水分を得て硬化していく反応です。

その特性から、
硬化後も水分を蓄えているような触感となり、
人間の肌の水分と呼応して「心地よい触り心地」
として感じられるのだといいます。

漆の漢字は、水を表す氵に木、人、水と書きます。
「木と人が、水を介して繋がる素材」
そんな風に、昔の人は感じたのかもしれません。


◆ お取り扱い

・漆器の取り扱いは難しくありません。
　他の素材の食器と同じようにお使いいただけます。
　少しだけお手入れに気を遣うことで、
　より長く美しくお使いいただけます。

・やわらかいスポンジに食器用洗剤を付けて洗った後、
　しっかり水気を切って自然乾燥でも大丈夫です。
　乾いたやわらかい布巾で拭きあげるお手入れを続けると、
　漆器独特の深い艶が出てきます。

・漆器は丈夫ですが、素地が天然の木でできているため、
　急激な温度変化等によりヒビ割れなどが生じる場合があります。
　電子レンジや食洗機の使用、長時間水に浸しておくことは
　おすすめできません。

・漆塗膜は十分に硬化しているため、
　漆器の使用によりかぶれたりアレルギー反応を
　引き起こす心配はありません。
　お子様にも安心してお使いいただけます。
　（漆に非常に敏感な体質の場合は、ごく稀にかぶれることがあります。）


※ひとつひとつ手作業で制作しているため、
　色味や質感に若干の個体差が出る場合があります。
　また、色漆の特性として、時間経過とともに
　色味がほんの少し明るくなる場合があります。

※閲覧環境により色の見え方が異なる場合があります。

◆ 素材
天然木（欅）、漆、顔料

◆ サイズ
直径74mm × 高さ80mm

◆ ギフト包装（200円）

１点ずつ包装紙でお包みします。
複数点をまとめてひとつに包装ご希望などの場合は、
備考欄にご記入ください。


◇ Urushi no Irodori プレート 全６色 ◇
https://www.creema.jp/item/15339746/detail

同シリーズの小皿もございます。