この財布は使う環境を選びません。

あなたが行きたい場所に持っていき、あなたの使いたいタイミングで使っていただければ結構です。

例えそれが水辺で、あなたの手が濡れていてもかまいません。

なぜなら、この財布には気を使う必要がないのですから。


○ 作品紹介
この財布は、TPU（熱可塑性ポリウレタン）という素材でできています。
（スマホケースや時計のバンドなどに使われています。）

この素材は柔軟性と強靭性を持ち、水や汚れに強い特性があります。

そのような素材を3Dプリンターで印刷したのがこの財布です。

そして、この財布は小銭入れに特化していることから、
こぜに → ぜにこ → Zenico【ゼニコ】と命名しました。


ほとんどの財布では小銭は無造作に小銭入れに入れられているかと思います。

でもその場合、端数の金額を払うときに何円玉が何枚入っているか確認するのが面倒になって結局お札を出してしまい、逆に小銭が増えてしまったということありませんか。

そんな悩みを解消するのがこの Zenico【ゼニコ】なのです。

Zenico【ゼニコ】では、それぞれの硬貨用の部屋を用意しているので
どの硬貨が何枚あるのかをひと目で把握することができます。

そして、Zenico【ゼニコ】の小銭入れは自重で落ちずに指で押し出しやすいように工夫がされています。

時には他の硬貨が多すぎて部屋に入り切らないことがあるかと思います。
しかし、TPUの柔軟性がここで活きてきます。

100円玉があふれれば、径の近い5円玉の部屋に一時退避することができます。
（1円玉なら50円玉なども可能です。）


○収納力
・カード　5枚
・お札　15枚
・小銭　500／100／50 円 各3枚　10／5／1 円 各4枚（合計：21枚　2,014円）


○メンテナンス性の高さ
Zenico【ゼニコ】では金具や糸を使っていないため、シンプルで壊れにくい作りになっています。

仮に壊れたとしてもこの製品に使われている部品や材料は以下の２つだけなので、ご自身で直すことができます。

　・プラスチックホック 10mm
　・瞬間接着剤
　（これらは100円ショップでも入手可能です。）


○最後に
Zenico【ゼニコ】は私が「こんな財布あったらいいな。」と思い、自分のために作った財布です。

だからこそ現在も愛用していて生涯使い続けるであろうと思っている逸品です。

そして、Zenico【ゼニコ】を原点として、ここから4つに派生します。

　Zenico nudus【ゼニコ ヌーダス】　　：　マネークリップ
　https://www.creema.jp/item/17291517/detail

　Zenico fluctus【ゼニコ フラクタス】　：　二つ折り財布
　https://www.creema.jp/item/17394452/detail/

　Zenico pecten【ゼニコ ペクテン】　　：　長財布
　https://www.creema.jp/item/17328959/detail

　Zenico clam【ゼニコ クラム】　　　　：　コインケース
　https://www.creema.jp/item/17443607/detail

これらの中からあなたにあったものが見つかるとすごく嬉しいです。

3Dプリンターで作ったものだからそっけないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、手に取ってみると硬すぎず柔らかすぎず、すごく馴染むんですよねこれが。

これらの財布の良さをあなたにも共有できたらモノづくりとしてこれほど嬉しいことはありません。