レトロな色合いが魅力の、一枚革で出来た名刺入れ。30枚程度の名刺を入れられます。

ヌメ革を一点一点薄い色合いで染め上げました。
ヌメ革とは植物の渋で革を鞣し（なめし。生皮を腐らないようにする加工のこと）、色付けもオイル入れもしていない状態の革を指します。タンニン鞣し、もしくはベジタブル鞣しなどとも呼びます。

多く見かける濃いめの色に染めるのと違い、このように薄い色合いは染料に対する水の量を増やし、何度も何度も色の確認をして良い頃合いで染料水から引き上げます。
濡れた時の色合いは濃く見えるため、経験に伴う勘が頼りです。

また、染料染めは顔料仕上げに比べて色が落ちやすいのが特徴ですが、それを防ぐため丁寧に色止め剤で仕上げているため、色落ちがしにくきのはもちろん、上品なツヤ感と防水効果も加わっていますので美しいまま長くお使いいただけます。
また、革はなめし加工や染めの加工等で水にさらされ少しずつ油分が抜けて乾燥し、柔らかさが減ってしまいます。
それを解消するため、染料で染め上げた後にニートフットオイルという動物性の油を染み込ませて本来革が持つ柔らかさ、しなやかさを保ったまま製品としてお客様のもとへ届きます。

どうぞこの艶やかでなめらかな触り心地をご体感ください。


〜革のお手入れと使用方法〜
○革は水に弱いです！色が変わったり、型が崩れたりしがちなのでお水は避けてください！
○もしお水に触れた時は、柔らかい布で水気を拭き取ってください
○無理な力をかけないようにご使用くださいね！
糸が切れたり革が裂けたりすると修理が必要となります！
○あまりオイルを入れすぎると色が変わりますので…ほどよい期間(オススメは月1回くらい)で革用オイルを薄く塗り、柔らかい布で拭きあげてください。
○もっと革の手入れをしたい！という方は、柔らかい布で毎日拭いても良いです。ただ、摩擦や手の脂でもヌメ革の色は変わりますので、覚悟の上お願いします…
○長時間使われない時は不織布で覆い、箱に入れて保管ください

面倒なこともあるかと思いますが 革というのは丈夫な素材ですので、ケアをしてしっかり長く美しいまま使っていただけたらなと思います。
また、ここに記したケア方法、使用方法は革製品全般に共通するものですので、覚えておいて損はないですよ
お手入れするごとに愛着が湧くと思います！