バティックのはぎれ　ジャワ更紗のはぎれ　Batik　蝋けつ染　染色

エキゾチックな色彩と文様が美しい更紗のはぎれです。
ポイントに使ったり、パッチワークにと創作のお役にたてて頂ければと思います。

綿100％　

ジャワ更紗とはインドネシアの伝統的な染織品です。古より受け継がれてきた、
伝統的なロウケツ染技法にて、一枚の布を染め上げます。
赤道直下のインドネシアでは、女性は伝統衣装の巻きスカート・ショールとして、男性は、シャツとして使用してきました。
大航海時代には、世界の交易品として世界中の人を魅了しました。

夏に快適な綿の更紗は、蜜蝋を使用し、布に絵柄を描きます。
繊細で細い線を引く、チャンチンという道具を使用し、女性が丁寧に描いていきます。（蝋描き）
男性は、チャップと呼ばれる型を使用し、大きな柄を作っていきます。（寸分たがわず、押し当てられる柄の連続は職人技）
仕上がったジャワ更紗は、まるで一枚の絵画のような美しさがあり、見る人を圧倒します。
「Batik」を直訳すると、Ba＝点　tik＝芸術　「点の芸術」となります。
その技術は、2009年にユネスコ無形文化遺産に認定されました。

現在の日本気候は温暖化してしまい、特に、酷暑となる日本の夏に適合する素材となりました。

精緻な技によって生み出されたエキゾチックで素朴な文様の布は[祈りの布]とも呼ばれています。
歴史を紐解くと、王宮文化で育ったジャワ更紗は、ジャワ哲学の中で、女性の精神修養として行われました。
また、祈りを込めながら蝋を描く更紗は、着る人に豊かさと、幸せな感情を与えます。
日本では更紗の帯として使用されています。

神秘的な魅力を秘めた文様と、涼感ある生地の特徴を生かして、オリジナルな作品作りにお役に立てればと思います。

着地の表裏どちらでもお使い頂けます。　服を作ったあとのはぎれとなります、
大きさは、一点づつ異なります。

ので、大きさは方眼紙を参考に、おおよその大きさとして、ご容赦下さいませ。

お洗濯の際は、手洗いでお願いします。漂白剤の入っていない洗剤(おしゃれ着洗い用など)をご使用下さい。

付け置き洗いは避けてくださいませ。

他の素材と組み合わせても、おもしろい使い方ができます。

※ポーチは、制作イメージです。